何の目的もなく、アジア最貧国へ
アジア最貧国と呼ばれる国に飛行機で到着。
日本人は噂通り50ドルのアライバルビザを無料で手に入れることができた。
日本がこの国にどれほど貢献しているかが、よくわかった。
一緒にいた外国人に「支払い証明書は持っているか。」と
聞かれるが、優遇されていることは言いずらくあやふやな対応をした。
ビザを入手するため、長蛇の列へ。
並んでいると、後ろにいたはずの人間が先にビザを手に入れている。
よく観察していると、担当者に賄賂を渡していた。
発展途上国ではよくあることらしい。
その金をポケットマネーにし、私腹を肥やしているようだ。
そういえば、大学の授業で発展途上国への資金援助の件を聞いたことがある。
資金援助をしたとしても政府の汚職などによって、支援金が国のために使われず無効化に終わってしまうという話だ。
そのようなことが起きるのも納得してしまうような出来事であった。
無事ビザも手に入れることができ、タクシーで街中に出ようとする。
とにかく蚊が多い。虫除けなどは効かない、最強だ。しかも痒い。
タクシーに乗り、ホテルへ。安心感からベッドから動けない。
整備が整っていない国では、移動だけで疲れてしまうのがなんちゃってバックパッカーである。特に観光するところもないためより体は動かない。
やっとのことで街へ出た。
人力車の自転車版リクシャが街中に溢れている。
とりあえず乗ってみた。躍動感溢れる一枚となった。
これで、大通りなどを車と混じって平気で走るもんで、
クラクションの嵐である。 鼓膜に悪い国へ来てしまった。
譲り合いの精神なのか、自己主張が強いのかどうか。後者であろう。
この国のインフラ整備は整っていない。
地下鉄があるらしいが、リクシャの乗り心地と新鮮さに惹かれこればっかりに。
値段は交渉制。目的地を言えば、値段を提示される。英語はほぼ通じない。
街はこのようにゴミがあちらこちらに。決してきれいとは言えない。
これも国民性・文化の違いなのかと感じる。
街を歩いていると珍しいそうで、まじまじと見られる。
学生や英語を話せる人たちからはJapaneseというだけで、
握手を求められたり感謝されることが多々あった。
日本からの支援に感謝されているようだ。
自分には全く関係のないことではあるが、誇らしい気持ちになる。
いいことをすれば、こうやって感謝されるのだと身をもって体感した。
続きはまた今度。